旅行の達人である森井ユカさん。雑貨をもとめて世界中を旅しています。この本では、そうした体験から得た旅のちょっとしたコツを紹介してくれます。
旅での持ち物や航空会社の選び方まで、その知識は幅広くて実践的。
コロナ渦で旅行に行けない今だからこそ、じっくりと読んでおきたい1冊です。旅行に出る前はバタバタと忙しく、とてもじゃないけれど読む時間はとれませんから。
あいうえお順に、国内外の旅でのアイデアが書かれているのも面白い。「あいさつ」からはじまり「ワセリン」で終わります。
旅行に役立つ森井ユカ情報
航空券のチケットのとり方や飛行機での過ごし方、手荷物持ち込みのテクニックまで海外旅行の情報がたくさん。
ちなみに「ストップオーバー」は、乗り継ぎの都市に24時間以上滞在できるシステム。こんな便利なシステムがあるんですね。知らなかった…。
読むだけで海外旅行気分が味わえて、いつか海外旅行の機会があれば、絶対参考にしたい本です。
国内旅行にも便利なアプリ
海外だけでなく、国内でも使える情報もあります。コインロッカーがないに便利な手荷物預かりサービスについても紹介されています。
コインロッカーが探せるアプリecbocloakでは、事前に登録・予約をしておけば駅や観光地の近くで荷物を預かってもらえるのだとか。
また海外では、日本のように無料で使えるきれいな公衆トイレはほとんどありません。
ただし、ホテルやレストラン以外では博物館や美術館のトイレはきれいで使いやすいとか。(トイレを探すアプリもあるらしい)
案外便利なアナログ
最近では地図案内から写真撮影、支払いまでスマートフォンひとつあれば十分ですが、旅先では(特に海外)何が起こるかわかりません。
急に通信が切れたり、電源が入らない時は「アナログ」機材を持っていると便利です。
実際、スマホがつながらないトラブルは国内でもありました。以前、京都で「きものパスポート」というクーポンアプリを使ったら、あまりのアクセス数につながらない…なんてこともありました。
旅行ガイドブックを必要なページだけ切り取って持っていくのはいいですね。これなら軽くてすむし、スマホが不調なときも必要な情報を調べられます。
他にも、万が一スマホの破損や充電不足の時に備えた予備の旅行雑貨があると助かります。
旅行気分を味わう
また、旅に出れない時は世界中のラジオが聞けるアプリを利用して、その土地の雰囲気を楽しむのだとか。
たとえ言葉がわからなくても、その土地の言葉や音楽が聞けたら、耳だけの旅行が楽しめそうですね。
また、今のうちに旅先で使える英語を勉強するのもいいですね。HiNativeというアプリでは「こういう場合の言い回しを知りたい」など質問をしておくと、ネイティブの方が答えてくれるそうです。
逆に日本語についても尋ねられるので、コミュニケーションの向上にもいいかもしれません。
『旅のアイデアノート』は旅のアイデアや旅の楽しさがもりだくさん。外に出れないストレスが準備期間のワクワクに変えてくれます。
ぜひ、旅行前に読みこんで来たるべき出発までに予習をしておこうと思います。
こちらもおすすめ 森井ユカさんの本
『ポストオフィスマニア』はおもに北欧の郵便局のデザインを紹介しています。さすがはデザインの国々、北欧です。ポストカードや封筒、郵便車のデザインまでおしゃれ。私が旅でたらまず郵便局に寄るのは、間違いなくこの本の影響です。
世界のスーパーマーケットを紹介する『スーパーマーケットマニア』も面白いですよ