昔のグルメガイドで東京おのぼり観光

読書感想

デイリーポータルZで大好きな「昔のガイドブックに載っている店巡り」の記事が本にまとめられました。

『昔のグルメガイドで東京おのぼり観光』は、約50年前のガイドブックに掲載された店をめぐり、昔と変わっているところや、変わらなかったところをレポートしています。

懐かしのカラーブックス

『昔のグルメガイドで東京おのぼり観光』は、50年前の飲食店ガイドブック数冊から、掲載された今も残る飲食店を尋ねるのですが、ガイドブックのデザインがレトロでおしゃれ。

特にカラーブックス「東京の味」の表紙には、社長のような白髪黒縁メガネの初老紳士がテラス席で着物の女性からお酒をついでもらっている写真がいかにも昭和。

カラーブックスは飲食ガイドブックのほか、鉄道や外国の都市など旅ジャンルから、科学やら郷土玩具まで、誰が読むんだと思われるマニアックなジャンルまで取り扱っていた昭和のカラー単行本シリーズです。

でこぼこした厚みのあるビニールがついていて、図書館でもよくみかけたものです。

変わってたところ、変わらなかったところ

この本のコンセプトは、「50年前のガイドブックに載っていた店が今も残っているなら、きっと美味しいはず」ということで、様々な店を訪ねていくのです。

たしかに入れ替わりが激しい飲食業界、50年以上残っているということは、それだけ美味しいというのは納得できます。私も本で紹介されている神田藪そばのそばを食べたことがありますが、最高に美味しかった…さすが老舗…

まあ、それにプラスして昨今は経営戦略がないと生き残れないでしょうが…。

今はなき、昔のガイドブックのお店

さて、『昔のグルメガイドで東京おのぼり観光』では、50年前から本が発売された2012年まで営業を続けているお店を紹介していますが、デイリーポータルZの記事昔のガイドブックに載っている店巡りでは、無くなってしまったお店の方が多いのです。

本の中のコラムでも「なくなってしまった店」について書かれているのですが店の消失にはいくつかパターンがあるようで、

  • 駐車場になっている
  • 別のお店になっている
  • 別の建物になっている

お店が無くなったあとは、別のお店になっていること場合、目的の喫茶店のあとに偶然コーヒーチェーンが入っていることもあり、50年前と現代がちょっとつながっていたりします。

やってみたくなる、昔のガイドブック散策

こういう散策、やってみたくなりますね。古本屋さんで古いガイドブックをみつけて、その地図の通りに行ってみる。

そこにガイドブックと同じように、お店が存在するなら昔のメニューと見比べて食べることもできるし、無ければ無いで、店のあった場所がどう変わっているかを見つけるのも楽しい。

遠くに出かけることができないコロナ禍の2020年、近場の街の古いガイドブックを手に入れて、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わってみるのも楽しいと思います。

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