高度経済成長時代に新しく建設されたレトロモダンなビルディングや道路は昔の特撮でよく使われていました。基地の司令室には光るボタンがたくさん並んだコンピューターと、連絡用の受話器。
昔の子供達はそんな昭和時代の未来像にワクワクしたものです。
ここでは、今も街に少しだけ残っている特撮基地になりそうな60~70年代レトロフューチャーな建物を紹介します。
奈良県庁
昭和40年竣工。スピーカーからビームを出しそうな雰囲気です。ウルトラマンやウルトラセブンにでてきそうなデザイン。和をモチーフにしたそうですが、どこか未来都市の建物のようでもあります。
航空公園(埼玉県所沢市)
塔というのはどこかノスタルジックで怪しいイメージがあります。こちらは埼玉県にある航空公園の放送塔ですが、怪人たちが怪しい電波を流したり、地球防衛軍が緊急時の放送をしそうな雰囲気があります。
特撮基地の管制室のような空間
そしてこれ!航空公園内の航空発祥記念館では昔の管制装置が展示されています。
たくさんのボタンに連絡用の受話器、レーダーも揃っていて、まるで60~70年代の特撮ドラマで隊長が指示を出しているような雰囲気です。
受話器の部分は黒電話というのがレトロ。
科学技術館
昭和39年に建てられた科学技術館。建物や一部の内装は当時のまま。実際にウルトラマンシリーズのロケ地として使われたこともあるそうです。
科学技術館は星型の窓やヒトデのように放射状に建てられた建築が目を引きます。館内にはテレビ番組の撮影スタジオが併設され、今も収録が行われています。こちらのタイポグラフィもレトロですね。
まとめ
- 昭和の未来は現代のレトロフューチャー
- いまも残る昭和の最先端建築は、特撮ドラマや映画の思い出を彷彿とさせる