街に存在する、おもしろアウトサイダーアートのご紹介です。
しかし、アートと言っても、プロのアーティストの絵画やオブジェのことではありません。街の片隅で見かける、アートっぽいもののことです。
こうしたプロのアーティスト以外のアート作品のことを、「アウトサイダーアート」と呼ぶそうです。それらは決して洗練されてはいないけれど、独特の味わいをもっています。
アウトサイダーアートのご紹介
子どもたちの遊びから、大人が趣味で作ったであろうオブジェやヘタウマ絵…。実はけっこう、おもしろいアウトサイダーアートは、街の中にあふれているのです。
ストーン・コンポジション
家の玄関先に置かれた整列された小石。子供の遊びらしいのですが、この構図がアートっぽかったので思わず撮影してしまいました。
アーティストのコンポジション作品、と言われたら「そうかも…」と思ってしまうほど、子供の感性はすばらしいですね。
SDGsアート(てるてる坊主)
おそらく、ビニールシートを再利用したらしいお人形(てるてる坊主?)。帽子も手編みのようです。ものを大切にしている感じも伝わってきます。
路上のラクガキ
路上に書かれた子供のラクガキ。しかし、子供の描くロボットって、今も昔も変わらないですね。これはストリートアートっぽい。
おもしろアウトサイダーアート絵画
壁に描かれた鉄腕アトムの絵。こうした味のある、おもしろいヘタウマ絵も、アウトサイダーアートの醍醐味です。
虚無タヌキ
これは、なんとも味のあるタヌキの像です。日光旅行の時、立ち寄った食堂で見つけました。しかし、店のデッドスペースに片付けられているせいか、なんだか虚無な表情をしています。
だがそこがいい。
雨
福田平八郎の「雨」という日本画があります。その絵は、屋根瓦に雨粒が落ちている描写で雨を表現しているるのですが、雨の降り始め、地上におちる雨粒の模様は、時にアートように見えるのです。
トマソン風
「トマソン」とは、街中で見かける無用の長物である建築物を、トマソン(超芸術)として位置づける概念…といったところでしょうか。要はアートっぽいけどアートじゃない。
でも、なにか惹きつけられる感じのモノです。
こちらは、青梅で見つけたトマソン風アート。壊された隣の家の形がくっきりと残っています。
まとめ
このように、街の中にもおもしろアウトサイダーアートは存在します。散歩の時にでも自分のおもしろアウトサイダーアートを探してみてはいかがでしょう。街歩きが楽しくなるかもしれません。